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バレンタインデートラップ

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足を投げ出してソファーに横たわる。




気分が落ち着かない。


ソワソワしてしまう、とはこの事だろう。




冷静さを取り戻すため、深い呼吸を心掛ける。


スーハー…スーハー…




呼吸に合わせて、血が巡るのを感じる。




フゥー……


「今日はバレンタインか…」



ふと吐いた一言に男の人生が詰まる。




街中、どこに出掛けてもチョコレート。

チョコレート、チョコレート、チョコレート!!




カカオが私に告げて来る。



「高濃度の私は素敵よ。」と。



そうか、よかったな。

そんな心の中で相槌をほどほどに足を組み替える。



もしこの世に神様という存在がいるのなら、なぜバレンタインデーを作ったのだろうか?



ふと、胸中に湧き出た疑問を頭の片隅に飛ばす。




きっと神様はチョコレート好きでバレンタインは神様にチョコを捧げる日だったのだろう。


飛ばしたはずの疑問に答える足早な私も素敵だろ?


何気なく心の中でカカオに返す。






聖 Valentine Day。



大概の男には関係のない話だ。





だが、常に「甘い」話には裏がある。



バラにはトゲがあるように。

美女には気をつけろってな。




よく言うだろ?

「右手にチョコを、左手にナイフを。」



あなたのために作ったの、受け取ってね。



This mean is
「さぁ、私のために肥えておくれ、おいしい体におなりよ…」




チョコを渡すのは、山姥だろう。


丸々太ったあなたを左手のナイフで食すのだ。




カカオはここで告げるだろう。

「だから高濃度の私にしておけって言ったじゃない!」



チョコレートはおいしいが糖分の過剰摂取には気をつけたい。


肥えたバディは戻らない。




山姥は願い下げだ。




なにげなく、組み替えた足を戻す。




すると、新たな記憶が心の奥底から溢れ出す。




ワクワクしながら学校へ行ったあの日。



私はチョコをもらった。



唯一のチョコレートだ。



いや。


正確には、もらってなどいない。



なぜならまだ幼かった私はチョコをもらうことが恥ずかしくて、大勢の前で差し出されたチョコを受け取ることができなかった……



まさかの受け取り拒否である。




「恥」とは、ときに身を守ることもあれば、ときに人を傷つけることもある。



私がもし、体も心もイケメンであったなら、
何も言わず受け取ったろう。


例え相手がタイプじゃなかったとしても。




真実はときに残酷なのだ。




そんな記憶にふたをして、男は一人まぶたを閉じる。



HappyValentine。


チョコに潜む魔物に会える日。





魔物はあなたのお腹に居座ることだろう。

ぜい肉として。




それでは。また今度。

ひーひっひっ(山姥)