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筋肉に恋し、筋肉に愛され、筋肉に溺れるラブストーリー

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真坂 明日(まさか みらい)

それが私の名前。



両親が「明日」と書いて、「みらい」と読ませるのにこだわったの。




身近な明日を刻んで、未来へつないでいく




そんな願いが込められてるんだって。




でも大抵の人は読めないから、「アス子」ってアダ名で皆呼ぶの。



今、高校3年生。ラグビー部のマネージャーをやってる。

もちろん好きな人がいますッ!🙋🏻‍♀️





私、伊井 金二(いい きんじ)くんの事が好き。



アダ名は筋肉なの。

いい きんにくんって誰かが呼んでから、筋肉になってた。




実は、今でこそ筋肉って呼ばれてても違和感ないけど、
彼ってすごいガリガリのヒョロヒョロだったの。




それなのに、入学して早々、ラグビー部に入るって言ってた。




私がマネージャーになってから1週間後に入部してきてた。


「あっそう、頑張れ~」なんて。
内心、続かないでしょ、ってバカにしてたの。



そしたら、1年経っても辞めずに続けてて、
見違えるぐらい筋肉ついてた。


その体をたまたま見ちゃったとき、気づいたの。






私、筋肉が好きなんだ……



浮かび上がる血管

ビクビク脈動する胸板

丸太じゃ足りない二の腕

実はプリップリのかわいいお尻




よく「白馬の王子様」って言うよね?



でもそのとき知ったの、本当の王子様は

「馬筋の王子様」なんだって!



馬のような筋肉をもつ、私だけの王子様……



あぁ…今日も1人で遠い明日を夜明けのままで超えちゃいそう…




ーーーーーーーーーーーーーー


最後の大会が近づいてきた。


あれから、私は部室を掃除するふりして、
筋肉くんの筋肉を眺めたり、
こっそりボディタッチして過ごしてた。



べ、べつにやましい気持ちはないの!


ただ筋肉に触りたくて、筋肉のコンディションを
チェックしてたの!


そうよ!これもマネージャーとして必要なこと!




明日は大会。筋肉くん、今までで1番胸板がビクビクしてた!

コンディションは、バッチリ!



私にとっても最後の大会……

一生懸命応援するんだ!!



正直、うちの高校、弱いんだ。

いっつも負けてる。



だって筋肉くん以外みんな筋肉足りないもん。




でも、もし、もしもだよ!?




1回でも勝てたら…

そのときは筋肉くんに告白しようって心に決めた!




ドキドキドキドキ


ど、どうしよう、緊張しちゃう…




勝ってほしいけど、負けて!

やだ、やっぱり勝って!



あぁもうっ筋肉!

落ち着かないから、私のトリセツ風ラブレター書いて寝よっと。



~私のトリセツ~

その①:筋肉が好き。

その②:筋肉くんが好き。(きゃー)

その③:いつまでも馬筋の王子様でいて。

その④:寂しがるからお嫁さんにしてください。(きゃー)

その⑤:真夜中に1人にしないでね。




これ、渡して、告白した方がいいかなぁ。

でもまだ勝つって決まったわけじゃないし、とりあえず寝ちゃおっと!



ーーーーーーー大会当日ーーーーーーー


試合は均衡していた。

筋肉と筋肉が衝突する筋肉スクランブル。



そんな火花血走るフィールドにオレは立ってる。



「筋肉くん頑張って!!」



あぁ、アス子の声が聞こえる。



その声に憧れ、その性格に恋し、その見た目にドキドキした。


アス子がラグ部のマネやるって聞いて、追っかけて
入部したっけな。



ガリガリなオレを見て、「すぐやめないでよ~?」
なんて笑われたよ。





それがショックでバカみたいに筋トレしたんだ。


気づいたらアダ名「筋肉」にされたけど、後悔はしてない。



この体で、主将にも選ばれて、みんなを率いる立場にもなれた。



あぁ、体から力が溢れる!!

いくぞっ!!




そう思ったとき、オレは、後ろからタックルを受けて、
そのまま倒れ込んだ。



ーーーーーーーーーーーーーー


「あぁ、筋肉くん!!」


ベンチで見ていた、私達は騒然とした…



筋肉くんがタックルを受けて、倒れ込んでから動かないの…



担架が運び込まれて、筋肉くんが乗せられて、そのまま運ばれていったの!



いてもたってもいられなくて、監督に

「私、見てきます!監督は試合をお願いします!」って頼み込んだの!




返事聞かずに医務室に向かった!




筋肉くん筋肉くん筋肉くん筋肉くん筋肉くん
筋肉くん筋肉くん筋肉くん筋肉くん筋肉くん


頭の中でずっと筋肉くんって連呼してた!



やっと医務室!

「筋肉くん!」



そこに、ベッドに横たわる筋肉くんがいた。



急いで近くに行って、診てくれた先生に容態を聞いた!



軽い脳震とうだって、少ししたら目を覚ますだろうけど、
「今日の試合は無理だろう」だって。


先生は、「目を覚ますまで近くにいてあげてくれ」って言って、席を外してくれた。


「ありがとうございます」


そういって筋肉くんと向き合った。




間近で見る、筋肉くんの顔。


いつも体ばっか見てたから気づかなかったけど、
かわいい顔してるんだな。



あぁ活躍する筋肉くん、もっと見たかったよ。


そう思ったら涙がポロポロ流れてきちゃった。




「これで私のマネージャー生活も終わりかぁ…」

「ねぇ?筋肉くん、私、好きだったんだよ」

「お嫁さんになりたいくらい、ずっと。」



返事がない筋肉くんにそっと1人で呟いた。








こうして、私の最後の大会は終わった。








~五年後~




私の名前は「伊井 明日(みらい)」に変わったの。












終了!お疲れっした!

本日の小人一言いきやっしょい!


実は起きてた筋肉くん。


筋トレしようかしら。へば、まんっつ!



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